WEBデブリ

WEB上のデブリです。

キャッチコピー集

趣味的な感じで集めているキャッチコピーが200個を超えたので晒します。
朱書きは特に好きだなーって思ったやつです。
 
 
1.
一冊、同じ本を読んでいれば、
会話することができると思うの。
新潮社 新潮文庫
 
2.
スカートも哲学書も、
めくるのは十代だった
 
3.
父は、この年齢のとき、何をしていたか。
ふと、気になってしまった。
ビッグジョン
 
4.
ウイスキーの中には、俺の独立国がある
 
5.
20歳までに、僕はいくつ河を渡るだろうか。
 
6.
あなたの夏が、私の夏でありますように
 
7.
恋が着せ、愛が脱がせる。
 
8.
さよならしたばかりなのに、
また、君に会いたくなりました。
 
9.
故郷が二つになることが、結婚だったんだね。

 
10.
一緒なら、きっと、うまく行くさ。
西武流通グループ
 
11.
すこし愛して、ながく愛して。
 
12.
料理の味は、よくわからなかったけど、
あの人がいたから、おいしかったのです。
 
13.
もう会えないと思うけど、メリークリスマス。
 
14.
君が好きだと言うかわりに、シャッターを押した。
 
15.
恋を何年、休んでますか。
 
16.
のぞみへ。先に、行ってるね。
JAL
 
17.
ぼくが、一生の間に会える、ひとにぎりの人の中に、
あなたがいました。
サントリー お歳暮
 
18.
恋人がいないので映画でも見に行くと、
恋人がいる人たちでいっぱいでした。
 
19.
あなたが会いたい人も、きっとあなたに会いたい。
 
20.
彼とは別れました。
彼がくれたものとは、まだ別れられません
LAZY SUSAN
 
21.
いえなかった言葉たちは、どうしていますか。
NTT
 
22.
「何かやりたい」と「何かやる」は
ぜんぜん、ちがう。
 
23.
その騎手の6000勝のうち、俺も一緒に30勝はしてる。
 
24.
相談役が、相談されているところを見たことがない
ジャパン・フラワー・ネットワーク
 
25.
給料は35歳で差がひらく。
生きてきた時間は同じでも。
リクルート人材センター
 
26.
他人事じゃないですよ、
「たにんごと」と読んだあなた。
(日本語検定)
 
27.
生まれる国は選べない。
働く国は、選んでやる。
日本英語検定協会
 
28.
昼間だと話さないことも
夜勤のときは話してしまう。
みんないい奴に見えてくる。
見山製紙工業
 
29.
まっすぐの人間だから、よくぶつかる
 
30.
「1本しか売ってなかった」と好きな子に嘘をついた。
 
31.
約束は小指から薬指へ
ブライダル広告
 
32.
仕事を聞かれて、会社名で答えるような奴には、負けない。
 
33.
取り扱い全商品。これに心遣いを加えると、岩田屋ができあがる。
岩田屋(デパート)
 
34.
突然の、親孝行をお許しください。
岩田屋(デパート)
 
35.
母が恋した頃の夏に
娘が近づいて行く。
 
36.
父は、待っていなさそうで、待っている。
NTT 電報サービス
 
37.
姉の胸がふくらんで来た頃から、
兄弟喧嘩は少なくなりました。
 
38.
「忙しいなら無理して帰らなくてもいいよ。」は、
ほとんどの場合、嘘です。
 
39.
忘れてたことを思い出すのは
どうしていつも夜なんだろう。
 
40.
成1、反対9。
どちらも、まちがいじゃない。
パルコ
 
41.
人生が、ラブストーリーでありますように。
 
42.
人生には、チョコレートの必要なときが2つあります。
ハッピーなときと、そうでないとき。
 
43.
日本人にもっと毒を。
いい毒は薬。
宝島社
 
44.
ちょっと言い過ぎたかな
と思った夜は、そっと煮物を出す。
 
45.
ふたりでゆっくり、話をしたいから。
今夜は一品、ふやしてみる。
 
46.
夫はよく、友人を家に呼ぶ。
わたしを料理で自慢したいらしい。
 
47.
「母がわらう」を、私がもらう。
東武百貨店 母の日ポスターから
 
48.
「父が照れる」を、私がもらう。
東武百貨店 父の日ポスターから
 
49.
少年少女をやめた夏
 
50.
食卓で、はじめて「人生のかけひき」を学んだ。
味の素
 
51.
あなたのあだ名が「メガネ」なのは、そのメガネが似合っていないからです。
Zoff
 
52.
なんでも揃う世の中で、命がひとつとは面白い。
 
53.
この家ができた時、キミにも故郷ができる。
人生をごいっしょに。
Sincerely for You
 
54.
サンタクロースは、今年も約束を守るだろう。
家に帰れば、積水ハウス
 
55.
っすりが、いちばんのくすり。
東洋羽毛工業
 
56.1ヶ月前にきっぷを予約しておくと、1ヶ月間もワクワクしていられます。
日本固有鉄道
 
57.
妻よ、ボーナス日を返済日と呼ぶんじゃない。
日鉄ライフ
 
58.
ビールは透明な音楽だ
 
59.
優しいって、ひらがなにするとやさしくなる。
 
60.
いつからだろう。
なぜ、を考えるのをやめてしまったのは。
 
61.
話せない時間の方が長いのに
みんなで走りたくなる。
 
62.
ちっちゃな本がでかいこと言うじゃないか。
講談社文庫
 
63.
夏、1ヶ月、
本、一生。
角川文庫
 
64.
最後の一撃は、せつない
 
65.
母から初めての宅配便。
段ボールごときで自分が泣くなんて、知らなかった。
ハウスメイト(賃貸住宅)
 
66.
ひさしぶりの実家は、
いつも食べきれない。
スーパー sanwa
 
67.
花を見過ごしている人が、花の写真を見てしみじみとする。
 
68.
昔は安い酒で
夢のことばかり話してた。
 
最近は高い酒で
金のことばかり話してる。
スナック さくら
 
69.
通夜に行った。
仲間と飲んだ。
思い出話で大笑い。
笑って、笑って、
みんな意地でも笑ってた。
スナック さくら
 
70.
お母さんの声援が聞こえるから、
息つぎが好き。
大牟田スイミングスクール
 
71.
ずっと一緒には
いられないから、
今はずっと
一緒にいよう。
グリコ乳業(子供向け飲料のポスターから)

72.
地図に残る仕事。
 
73.
愛とか勇気とか、見えないものも運んでる。
 
74.
生きる、死ぬ、託す。
 
75.
世界を救うのはもうやめた
 
76.
母が年をとったことを、味の薄さで知りました。
天王醸造
 
77.
父さん母さん、ボクに最後の投資をする時が来た。
 
78.
NOVA
 
79.
キスシーンになるたびに、何かと話かけてくるお父さんがかわいらしい。
 
80.
ママが現在の私よりも若かった頃。
キユーピー(アメリカンマヨネーズ)
 
81.
コウカイを繰り返して、
人は強くなる。
 
82.
いつまでも君を見つめていたいから、
今日も海を見つめます。
 
83.
日本史も、世界史も、
はじめは誰かの自分史だった。
 
84.
世の中に存在する
たいていの食べ物は
しょせんおかずだ。
全国米穀販売事業共済協同組合
 
85.
香りの届くところまでが、
私たちのお店です。
ミスターワッフル(ワッフル専門店)
 
86.
新種の野菜が見つかるまで、
ファイブミニは残る。
 
87.
諸君。学校を出たら、勉強しよう。
 
88.
みんなギャグを食べて大きくなった
関西テレビ 『ぼくらマンガ家トキワ荘物語』
 
89.
帰りたい町が見えた。
正しく言うと、帰れない町が見えた。
ビッグジョン
 
90.
新幹線にひとりで乗った。
自分が変わる、旅だった。
 
91.
あなたなんか
大好きです。
 
92.
ウイスキーを古いと言う
あんたが古いぜ。
 
93.
行きつけの飲み屋に連れていきたくなったら、
きっと本命です。
居酒屋ほっこり
 
94.
のれんをくぐるときは
同僚。
のれんを出るときは
親友。
居酒屋ほっこり
 
95.
失恋は、何度やってもやめられない。
山陽商会 バーバリーブルーレーベル
 
96.
ダイエットには、甘い恋を。
 
97.
不幸があるって、
けっこう
幸福だったりして。
真っ昼間から、
「不幸」という名のベルギービールに酔える店
 
98.
お母さんを育てるのは、赤ちゃんです。
 
99.
人間は弱いから、音楽が作られた。
カザルスホール企画室
 
100.
さしあげたのは、時間です。
 
101.
カンビールの空きカンと破れた恋は、
お近くの屑かごへ。
 
102.
仕事の約束は誰でも守る。
遊びの約束をすぐ破ってしまう人が私はさびしい。
セゾン生命保険
 
103.
たとえば大声で笑うことも、
スポーツだと考える。
福岡市 国際スポーツ都市宣言
 
104.
あなたは私の異国です。
パルコ
 
105.
こんなに憎しみ合うのは、
あんなに愛し合ってたからですか。
パルコ
 
106.
自分の足の下にあるものは、
自然のものであってほしいと思う。
国際羊毛事務局
 
107.
バーゲンに行くと
生きてる気がする。
 
108.
心を動かしても、
汗を流せることを知った。
パルコ
 
109.
この夏も、やがてあの夏になる。
 
110.
神様には誓えない。
自分には誓える。
オルガンザ
 
111.
去年の服では、
恋もできない。
山陽商会
 
112.
ひとりで生きていけるふたりが、
それでも一緒にいるのが夫婦だと思う。
Tiffany&Co.
 
113.
告白しなかった恋は、どこへいくんだろう
LOFT(バレンタイン)
 
114.
「話したい」これ以上の用件はありません。
NTTドコモ
 
115.
試着室で思い出したら、 本気の恋だと思う。
LUMINE
 
116.
気付いて欲しくて髪を切りすぎた。
マツヤレディス
 
117.
何を読んでも、あなたが出てくる。
角川文庫
 
118.
目を閉じても見える人
伊勢丹
 
119.
学校を卒業すると、
春は黙って行ってしまうようになる。
JR
 
120.
言えないことの方が多いから、人は書くのだと思う。
PILOT
 
121.
子供の心配はするのに、自分の心配をする大人は少ない。心配だ
AIGエジソン保険生命
 
122.
吸われて。燃えて。捨てられて。たばこじゃなければ泣いている。
JT
 
123.
家は路上に放置されている。
セコム
 
124.
いきる、自由。きる、自由。
ユニクロ
 
125.
肩書きで勝負しない男と、色気で勝負しない女がいいね。
サントリー
 
126.
走っていれば、前しか見えない
Vittel
 
127.
日本で山積みの問題は、本屋で平積みにされている。
ブックファースト
 
128.
「おかえり」を言わせたくて 「行ってきます」を言った。
LUMINE
 
129.
女の胸はバストといい、男の胸はハートと呼ぶ
株式会社オンワード樫山
 
130.
負けても楽しそうな人には、ずっと勝てない。
セゾン生命保険
 
131.
ボクは、君にバカです
ミロード厚木
 
132.
ま、いいか。という名の凶器
ACジャパン
 
133.
ちょっとさみしい顔をして、このラップをかけたのだろうか。
旭化成
 
134.
父さん泣かないで、私、もう二度としないから 
(ウェディングプラザ
 
135.
「タビナシ人生は、シナビタ人生だ。」
福岡JTB
 
136.
「いますぐ入りたくなるデザイン」
墓石のチラシ
 
137.
どうあがいても絶望
SIREN(ゲーム)
 
138.
青コーナー、ペプシ
ペプシコーラ
 
139.
誰かを待つ時間。美味しいコーヒーがあれば、誰かを想う時間になる
スターバックス
 
140.
世界は救われる、彼女を失えば
テイルズオブシンフォニア
 
141.
エンディングまで泣くんじゃない
MOTHER
 
142.
おとなもこどもも、おねーさんも
MOTHER2
 
143.
拳骨で読め。乳房で読め
新潮社
 
144.
十年後の夏、また泣いた。
新潮社
 
145.
「がんばれ、犯人!」な夜もある。
新潮社
 
146.
クーソーは、頭のコヤシです。
 
147.
クーソーしてから寝てください。
 
148.
 
149.
本読む馬鹿が、私は好きよ。
パルコ
 
150.
愛するひとは、あなたを愛してくれますか。
パルコ
 
151.
サラリーマンという仕事はありません。
 
152.
初めて会ったのに、親友だと思った。
サントリー・ホワイト
 
153.
いい曲は、企画書からは生まれない。
サントリー・ホワイト
 
154.
キミがつらそうだと、あのヒトもつらい。
リクルート・Bing)
 
155.
キミが幸せになっても、誰も困らない。
 
156.
キミが幸せだと、よろこぶヒトは多い。
 
157.
夢中になれば、みんな少年少女だね。
ニチイ
 
158.
大人の気持ちが、子供にわかって、たまるか。
ワールド ゴールド カウンシル)
 
154.
私は、あなたの、おかげです。
 
155.
できれば、あなたと、くっつき虫。
岩田屋
 
156.
にんげん、岩田のつもりです。
(同上)
 
157.
昨日は、何時間生きていましたか。
パルコ
 
158.
学校じゃ教えてくれなかったけど、知りたいこと、知りたかった。
パルコ
 
159.
目的があるから、弾丸は速く飛ぶ。
パルコ
 
160.
ケンカはやめた。だから、もう負けない。
パルコ
 
161.
就職した。
 
東京の男の子の前では、
まだ飲んでいない。
 

新潟の地酒吉乃川

 
 
162.
東京に出たから、
新潟という
かけがえのない
故郷ができた

新潟の地酒吉乃川

 
 
163.

東京で
失恋した。

お酒が強くて、
よかった。

新潟の地酒吉乃川

 
 
 
164.

東京には、
好きになった人がいる。

新潟には、
好きだった人がいる。

新潟の地酒吉乃川

 
165.
 
子供の頃から見ていた
長岡の花火を
見に行かなかった、
初めての夏。

新潟の地酒吉乃川

 
 
 
166.

初めて、東京の人を
連れて行くなら、

夏がいい、と
決めていた。

新潟の地酒吉乃川

 
 
167.

帰省したら、
幼なじみが
お母さんになっていた。

私は、

新潟の地酒吉乃川

 
168.
親類全員揃う
うちの法事を、
東京の人に
説明するのは
大変です。

新潟の地酒吉乃川

 
169.

お酒を分けあって
暖かくなる。

雪国の夫婦って、
いいなあ。

新潟の地酒吉乃川

 
 
 
170.
もすこし飲んだら、好きってばれそう。
(忠考酒造/
 
171.
焦がすなら、肌じゃなくて、胸がいい。
(AEON
 
172.
一生を棒にふるような仕事がしたい。
(2011年度新聞広告コンテスト
 
173.
誰から教わらなくても、人は人を好きになる。
( SEIBU 西武百貨店
 
174.
あなたが思い出すわたしは、 どんな服を着てるのだろう。
(LUMINE 
 
175.
成績不振を不況のせいにできてオトナはいいな。
 
176.

こくご、さんすう、りか、せかい。

(小学一年生
 
177.

私は、こんなに、生きている。

 
178.

空気は、読むものじゃなく、吸い込むものだった、と思い出しました。

青春18きっぷ ポスター
 
179.

「ずっと友達だよ」と言うかわりに、みんなで旅にでた。

青春18きっぷ ポスター
 
180.
「ぜんぶ脱いだあとに着るベネトン。」
ベネトンコンドーム
 
181.
一目で義理とわかるチョコ
 
182.
大変なことが多い人。略して、大人という。
 
183.
ため息の多い国だから
明治キシリッシュガム
 
 
184.
ダイソンにしか見えないゴミがあります 
ダイソン
 
185.
それは40,000年を超える2分間
ファイアボール(アニメ)
 
186.
生きざまを、武器にしろ
 
187.
ゾイド、動くおもちゃ」
 
188.
色が交わる。夢が加わる 
CROSSPLUS
 
189.
その世界に、空はなかった 
 
190.
「1.9.8.5. 宇宙ガ、マルゴト、ヤッテクル」
グラディウスのキャッチコピー
 
191.
死にたくなければ 生まれてくるな
ジョニーマッドドッグ(映画)
 
192.
考えよう、答えはある。 
 
193.
「ま、生きろってことさ」 
 
194.
まさか相撲で泣くなんて
渾身(映画)
 
195.
人は、人の傘になれる。 
会社の中も 
学校の中も 
電車の中も 
家の中でも、 
雨が降っていた

大切な人の 
「心の雨」に 
気づいてください。

愛媛県 

196.
ヒトのココロは、どんなカタチをしているの? ――ヒトのカタチをしているのさ。
虹を見つけたら教えて(ゲーム)
 
197.
帰省のひとはすぐにわかる。なんでもない景色を、見る目がやさしい。発車します。
 
198.
練習では私が泣いて、発表会ではママが泣く
あんどうピアノ教室
 
199.
エスの生まれた日に、
ノーとは言えない。
 
200.
ないて、ないて、ないて、ないてい。
 
201.
恋は奇跡。愛は意思。
ルミネ
 
202.
きみが練習しない日は、アイツがうまくなる日だ。
 
203.
世界でいちばん好きな道は、
あなたに逢いに行く道。
Wicca
 
204.
視線って、
最高のエステかも
ミアコスチューム
 
205.

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206.

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207.

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208.
いい眺めだなって、
花火に言わせたい。
 
209.
僕らが降りた終着駅は、
誰かの旅の始発駅でもある。
 
210.
理由もなく会えるのが友達で、
理由がないと会わないのが知り合いで、
理由を作って会いたくなるのが好きな人。
耳をすませばの画像(元ネタ不明)
 
211.
ワキの甘いひとは、
たぶん全身甘い。
美容皮膚科アリシアクリニック
 
212.
ひとを救う犬に、
ひとは何ができるのだろう。
 
213.
外国の友達もいないのに、世界一好きと言えるのはなぜだろう。
 
214.
サンタより、アンタに来てほしい。
マツヤレディス
 
215.
好きな人はいますか。
好きになる前に聞けばよかった。
Wicca
 
216.
その国に生まれた5人に1人は、
初恋も知らずに人生を終える。
 
217.

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幽霊人命救助隊/高野和明

読んだ本の好きだった部分です。あと今回のは豆知識的なのも記します。
 
自殺した4人が現世に幽霊として舞い戻り、49日の間に100人の自殺志願者を見つけ、救い出すという話。
めちゃくちゃおもしろかったです。激アツ。もうこれはこの設定を考えだした時点で勝ちですね。
さらに構成の妙。4人それぞれが自分と同じような境遇の人を救い、自らの心も救われていくという章立て。
久しぶりにこんなにクオリティの高い小説を読んだ気がします。めちゃくちゃ長いけど。
あと、養老猛の解説も良かった。
 
p55
「ちょっと待って!これじゃあ、話が山手線だわ」
 
p264
無理心中という言葉を誤解していたのだと思い知らされた。これは美談でも何でもなく、殺人と自殺が順に起こるだけの話だ。
 
p268
「強くなるしかない人って、きれいね」
 
p334
「『いじめ』だの『離婚』だの、言葉は重宝だな。暴力よりは上等に見える。だがな、あれは正真正銘の暴力だ!ぶん殴るよりも子供の心に、目には見えない深手を負わせるんだぞ!」
 
p337
人間は決して矮小な存在ではない。その逆だ。持って生まれた器が大きすぎて、外縁までたどり着くのに大変な努力を要するのだ。器の中心点だけに目が向いて、自分の小ささに震え上がる人もいる。明もかつてはそうだった。だが今は違う。怯えながら、泣きながらも、自分の猛々しさに向かって突き進んでいる。進め、と裕一は応援した。戦え。立ちふさがる敵を、すべての困難を、容赦なく叩き潰せ。
 
p410
「今を感じなさい!あなたの今を知りなさい!あなたは今、なにを望んでいるの?言葉にして!」
 麻美が涙を浮かべた。唇が震えていた。傷ついた心の奥底から、彼女の真実の声が聞こえてきた。「私は、もっと幸せになりたい」
 
p416
「他人が薄っぺらく見えてしまうのは、表か裏か、2つの面しか見ていないからよ。あなたには中間が見えていない。他人の中の悪い面を見たら、それが全てになってしまう。自分が傷つけられることを恐れて攻撃してしまう。でもね、人間は白でも黒でもない、灰色の多面体なのよ」
 
p442
ただ、善人が善人であることに理由はないが、悪人が悪人になったのには謂れがあるような気がした。
 
p446
手首や腕を何度も切り裂いて出血した結果、慢性的な貧血状態となり、少ない血液を必死に送り続けた心臓が肥大してしまったのだ。
 
p467
救助は成功したが、一同の心は重かった。助けたのは命だけだ。救助対象者の苦しむ魂までは救えなかった。
 
p484
破産者の氏名は官報にしか記載されないので、勤務先に知られる怖れはないし、当面の生活費や家財道具は手元に残して置けるとのことだった。破産とは言っても、身ぐるみ剥がれるわけではないのだ。
 
p512
お金のために死ぬのは損。低賃金でも、長く働き続けた者が人生の勝利者となる----------
 
p592
楽しいことばかりじゃないのに、辛いことのほうが多いのに、生きていてくれて本当にありがとう。
 
p602(以下養老猛の解説の抜粋)
私が好きなイタリア人の言い草がある。「どん底に落ちたら、底を掘れ」 
 
p603
あなたが死んだことを確認できるのは、あなたではない。あなたが確認できるのは、自分が生きていることだけである。あなたの死で
最大の影響を受けるのは、あなたではない。家族であり、友人である。
 
p605
この本を読んで、読む前とは別人になってくだされば、それでいいのである。本当に本を読むとは、そういうことである。別人にならなかったら、どうする。また違う本を読めばいい。生きることを、怠けるんじゃない。

ナスカジャン

 

こないだ東京に遊びに行くために仙台駅から新幹線乗ろうとしてたんです。
俺は喫煙者なので出発前にたばこ吸おうと思って喫煙所入ったんですね。
そこにこんなスカジャンを着たおっさんがいたんです。ナスカの地上絵。そして月刊ムーのロゴが入ってる。

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とりあえずこのスカジャンの良さを語る前に俺のスカジャン愛について語らせてください。
そもそもの始まりは、ある漫画ですね。こう言うと短慮で浅薄なみなさんは「坊屋春道でしょ?」とか言い出すんでしょうけど、違います。
BADBOYSグレアーという漫画の山根蓮太というやつです。
当時中学生だった俺にはこいつが着ていた赤いスカジャンがめちゃくちゃかっこよく見えたんですね。
 
龍だの虎だのの刺繍、サラサラとしてテカテカした生地、それらの全てが俺のツボにハマりまくってました。
 
そっからはスカジャンLOVEになりまして、初めて買ったのはしまむらで売ってた2000円のスカジャン、テーラーのスカジャン、謎のスカジャン辺りを着たりしてたんですけど当時好きだった女の子から「スカジャン着てる人と一緒に歩くの恥ずかしい」って言われたのがショックすぎて最近までスタジャンの方に舵を切ってたんです。
 
でもやっぱり忘れられなくて、龍、虎、鷲、髑髏じゃないようなスカジャンをずっと探したんですよ。もうそんな派手な刺繍の入ったスカジャン着るような年齢でもないですし。
インディアンのやつとかパンダのやつとか候補は色々あったんですけどなかなか踏み切れなかった。一歩が踏み出せなかった。
 
「スカジャン着てる人と一緒に歩くの恥ずいんだけど」
「え、めっちゃかっこよくない?」
「チンピラみたいじゃん」
「さま~ずだって着てるべ、あれチンピラに見えんの?」
「いや、あれは芸能人だからそう見えないんであって、あんた端から見たらチンピラだよ?」
 
「恥ずいんだけど」
 
「チンピラだよ」
 
「恥ずいんだけど」
 
「チンピラだよ」
 
「恥ずいんだけど」
 
「チンピラだよ」
 
 
あの時のこの会話が頭の中でリフレインして、買うことができなかった。
そこにこのスカジャンとの出会いですよ。即座にポチりました。
やばくないですか?ナスカの地上絵のスカジャンですよ?
 
ナスカ」と「スカジャン」がかかってるんだなーって思って「ナスカの地上絵 スカジャン」って検索してみたら「ナスカジャン!爆誕!」とか言う記事が出てきて笑いました。まんまダジャレって、アホですよね。さすが月刊ムー。
 
ちなみに月刊ムーっていうのはオカルトとか宇宙人とかオーパーツとかUMAとかの話題を扱っている胡散臭さ800%のカルト雑誌です。このスカジャンは2014年の創刊35週年記念として発売されたものだそうで、2017年に復刻したものだそうです。いや、めちゃくちゃ運が良かった。
 
まぁこのスカジャンの背景はこんくらいにしといて、この柄の良さについて語ります。
 
つっても「ナスカの地上絵」これに尽きるんですけど。
元々俺はムーで取り上げられるような話題とかが好きなんですよね。
それが大好きなスカジャンになってる。「好きなもの×好きなもの=めっちゃ好き」っていうね、所謂「カツ×カレー=カツカレー」みたいな方程式が成り立ってるわけですよ。
 
しかも全然チンピラ感がない。むしろ知性すら感じません?いやね、「ナスカジャン」とかいう知性の欠片もない名前を冠せられてますけど、さすがにチンピラは着ないでしょこんなスカジャン。
そして絶妙な脱力感、最高。
 
「何柄のスカジャン着てんの?え、なにこれ?」
ナスカの地上絵」
「は?アホじゃんwwwww」
「しかも名前はナスカジャン」
「ダジャレwwwwwバカかよwwwww」
 
こんな感じになる魔力を秘めてますよね、この絶妙な脱力感は。
しかも、このスカジャン作るために「開発チームはペルーに渡り、ナスカの地上絵を徹底研究!」したらしいですからね。
「写真でいいだろ。ただのペルー旅行じゃねえか」感がすごい。恐らくこういった謎の気合がこの絶妙な脱力感を生み出しているんだと思います。
これぞ月刊ムーワールド。
 
そして昨日来たのがこれ。
 

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あ~~~~!めっちゃ良い!
左胸のハチドリも最高に可愛いし、右胸の手もかわいい。左腕のバリワナ(バリワナってなんですか?)も右腕のトカゲも最高!!最っっっ高っっっ!
そして何と言っても背中のコンドル!均整が取れていてかっこいいですね!さらにさりげなく配置されているサル、クモ、イヌ!おまけに下の方に書いてある「SUPER MYSTERY WEAR」とかいうバカ丸出しの文言!この文言が一番気に入りました。
買って良かったです。ちなみに送料込みで27000円くらいでした。
 
いろいろ調べてたらバルタン星人とかピグモンのスカジャンもあるみたいなのでタイミングを見て買っていこうと思います。

バス停から

 

5、6年前くらいに書いたやつを発掘したので載せときます。
このときは大船渡にいました。

 

 

 

 

 

 

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宿から現場に行く途中にバス停があるんです。

毎朝そのバス停の前を通りかかるんですけど、高校生くらいのかわいい女の子と不器用そうな男の子が段差に腰掛けてバスを待ってるんですよ。海を背景にしちゃったりなんかして。

 

いいなあって

 

なんかいいなあって思います。

 

青春だなあって。

 

妄想、広がるなあって。

 

こう、2人は幼馴染なんですよ。

小さい頃から仲がよくて、中学一年生までは一緒に登下校していたんです。

でも、中学二年生になった頃に女の子の方が「もう、一緒に学校行ったりすんのやめよう」とか言い出すんですね。当然男の子の方は「え?なんで?別によくない?」みたいに言うんですけど、女の子は「やだ。恥ずかしい」、「付き合ってると思われたくないし」とか言うんです。

男の子の方はなんだかもやもやした感じで中学校を卒業します。

 

でね、今はどちらも同じ高校の一年生なんですけど、学校が遠くてバスで通うしかないわけです。家が近所な2人なもんですから当然同じバスに乗るしかない。田舎だから本数も少ないし。で、男の子の方は女の子に嫌われたと思っていて、仲直りしたくて話しかけるんです。不器用ながらも一生懸命。

 

「お、おはよう。えーと…今日の朝飯なんだった?」

とか

「昨日のロンハー見た?」

とか話しかけるんですけど女の子の方はそっけないそぶりしかしてくれない。携帯いじりながら「パン」とか、「見てない」とか。当然話は続かない。で、男の子は「情けないなー」とか思ってる。「昔みたいには戻れないのかな」っても。

 

そんで

 

男の子方が段々「あれ?」ってなるんです。「あれ?なんかマコのことで頭いっぱいだぞ?」って。

 

そして考えるんです。

 

「なんで仲直りしたいんだっけ?」って。

 

「昔みたいに遊びたいから?」

「話しているのが楽しかったから?」

「マコが隣にいるのが自然なような気がするから?」

 

考えるわけです。

そして結論に達するんです。

 

「違うだろ」って。

 

「マコのことが好きだからだろ」って。

 

「明日、あのバス停で思いを伝えよう」って

 

 

男の子はいつもより早くバス停に行きます。

 

女の子はいつもどおりの時間に来ます。

 

 

「おはよう」

「おはよう」

「マコ、あのさ」

「はい?」

「えーっと」

「うん」

「そのさ」

「なんかあるの?」

「好き」

「え、なんて?」

「マコ、好きだ」

「え?」

「お前は俺のこと嫌いかもしんない。でも、俺は好きだ」

「なんで?」

「え?人を好きになるのに理由付けなんて必要なの?」

「そうじゃなくて、なんで私がユウスケのこと嫌いとかいう話になってんのって」

「帰るのやめたり、なんとなく冷たかったじゃん」

「確かにそうだね」

「なんか理由あったの?」

「気持ちを大事にしたかった」

「は?なにそれ?」

「ユウスケを好きな気持ちを大事にしたかった」

「うん。さっぱりわかんない」

「はあ?あんた全然気づいてなかったの?」

「なにに?」

「そういうとこバカだよねあんた。クラスのみんな、ひやかしで私たちのことくっつけようとしてたんだよ」

「あー、そうなんだ。田淵とか?」

「うん。田淵くんとか。でね、私、そういう形でユウスケと付き合ったりしたくなかったの。ちっちゃい頃から好きだったから。冷やかしとかなしにちゃんと気持ち伝えて、ちゃんと返事もらって、ちゃんと付き合いたかった」

「じゃあ冷たくしないでそん時言えばよかったじゃん」

「それもそうかもしんないけど、クラスのみんなの思惑通りになっちゃてる気がして嫌だった。それと、ずるいかもしんないけど、あの時あんた恋愛とかまったく興味なかったじゃん。思い伝えても絶対成功しないなって思って。あんたが振り向いてくれるときまで気持ち大事にしておきたいなって」

「そんで、クラスのみんなのほとぼりを冷ますためにああいうことのしたの?」

「うん」

「なんかさ、他に手段あったと思うんだけど」

「一生懸命考えた結果じゃん。」

「あっ、バス、来たね」

「そうだね」

「乗る?」

「乗らない。大丈夫かな?」

「大丈夫だろ」

「そっか」

「でさ、そういう不器用なところもかわいいよな」

「うるさい」

 

 

そんなこんなで僕とマコは付き合うことになった。

多分、付き合っていくうえで今回みたいなすれ違いだとか喧嘩だとか僕らの障害になるような事柄がたくさんあるんだろうし、あるけれど。愛して愛されて起こることなんだろうから大丈夫だ。僕はそう思う。思いたい。これからどうなるんだとかはまったくわからないけれど、きっと大丈夫だ。根拠なんてないけれど。

 

な?お前もそう思うだろ?真夏の太陽さん?

 

 

っていう妄想をしています。

 

はい。病院いってきます。

 

勝手にふるえてろ/綿矢りさ

読んだ本の好きだった部分です。
 

「相方」とかいう呼称をせずに「相肩」と呼称しろ

すっげぇめんどくさいこと書きます。
ここ2,3年で恋人のことを「相方」って呼称する人増えたじゃないですか。
この言い方めちゃくちゃ嫌いなんですよね。「彼氏」とか「彼女」とかで良くないですか?

変態小説から見えた俺の一面

田山花袋(たやまかたい)の「少女病」という短編に
 
縮緬(ちりめん)のすらりとした膝のあたりから、華奢な藤色の裾、白足袋をつまだてた三枚襲(さんまいがさね)の雪駄、ことに色の白い襟首から、あのムッチリと胸が高くなっているあたりが美しい乳房だと思うと、総身が掻きむしられるような気がする。」
 
という一文があります。
主人公(37歳、既婚で子持ち)は17,18歳くらいの若い女が好きで、気になる女を見かけると家まで付いていったり、バレないように視姦するような趣味があります。
上記の一節は少女を視姦している際の心理描写なんですが「うわ、こいつキモっ」って思ったと同時にドキッとしました。
さすがに家まで付いていったりはしませんが俺にもそういう面があるからです。さすがにここまで生々しく睨めつけるような感じで見たりはしませんが電車の中でキレイな人などを見つけると視界の端などで追ってしまうことがあります。恐らく他の人にも同じようなことをしてしまう人がいるんではないでしょうか。
これは明治時代に書かれたものなので、男の本能的な部分というか無意識的な部分というものはあまり変わるもんじゃないんだろうな思います。
 
また、同じ短編の中に
 
「美しい眼、美しい手、美しい髪、どうして俗悪なこの世の中に、こんなきれいな娘がいるかとすぐ思った。誰の細君になるのだろう、誰の腕に巻かれるのであろうと思うと、たまらなく口惜しく情けなくなってその結婚の日はいつだか知らぬが、その日は呪うべき日だと思った。」
 
という一文もあります。これがたまらなく好きです。名文だと思います。
自分のものでもない、面識すらない少女への男の醜い嫉妬心をこんなに端的に表現出来ている文章は中々ないもんだと思います。
そして、この一節のようなことは誰しも一度はふと心のなかに現れたことのある感情なのではないでしょうか。
ちょっと前に失恋したわけですが、その時の心情を代弁してくれていてすっきりしたのもこの一文が好きな理由でもあります。
 
主人公に、男の持つ変態性やキモさを凝縮させることによって読者の気付かなかった、もしくは気付きたくなかった一面を認識させてくれる良い小説だと思いました。
 
 
ちなみに、主人公はこの少女に見とれすぎて電車のホームに落ちて轢死します。
よそ見をするのは危ないよ、という教訓も盛り込んだ小説になっています。←