aikoとかいう大好きな歌手
aikoの好きな曲とその理由を聞かれたので
aikoに関しては基本的全般的に歌詞が好きです。つーか歌詞のみです。それくらいaikoの紡ぐ言葉が好き。
特に受け手側に想像の余地を残してくれてるところが。
そう考えるとaikoって文学ですよね。
いや、「音楽」と「文学」が合わさってるから「文楽」ですかね?←って俺は舞城王太郎かい!(←誰にも伝わらないツッコミ)
もうそこは前提として頭に叩き込んでおいてください。
以下、あくまで個人的な解釈です。
・瞳(https://sp.uta-net.com/song/44803/)
友人が出産するときに作った歌らしいです。
産まれて来た赤ちゃんに向けての歌詞かと思いきや、それに重ねて成長したその娘、はたまたその母親へのメッセージになってるっていうね。
・アンドロメダ(https://sp.uta-net.com/song/17688/)
最高傑作ですよね。 「目を少し自慢」してからの「交差点で君が立っていても見つけられないかもしれない」理由が「涙にかすんで」なんですよ。
でも、それ以外の五感は覚えている。
なんて切ないんだ。
しかも別れた理由が「心の奥さえも【見えてしまう】もんだから」ですよ?見たくないのに見えてしまってわけですよ。悟ってしまったわけですよ。 なんて切ない。 なんて切ないんだ。 そして最後の「この歌よ誰が聴いてくれる?」最高。
・キラキラ(https://sp.uta-net.com/song/26708/)
これ、「単身赴任とかでちと離れちゃった女」視点で見るといい歌詞なんですけど、「ストーカー女」視点で見ると怖すぎるんですよね。
しかも状況証拠がめちゃくちゃ揃ってるっていう。
「羽が生えたこと」→彼の元へ行きたい
「深爪しちゃったこと」→しばらく経った
「シルバーリングが黒くなったこと」→更に経った
ってのを帰ってきたら話したいのに「その前にこの世がなくなっちゃってたら」とか言ってるわけですよ。
怖いなー怖いなー。
しかも「私はこうしてずっとここを離れずにいるよ」って言ってますからね。
怖すぎる。殺されるでしょこんなん。
・えりあし(https://sp.uta-net.com/song/18117/)
「ぶったりしてごめんね」した女が
【時は経ち目をつむっても歩ける程よ
あたしの旅
季節に逆らい想い続けて
今もあなたを好きなままよ
時は経ち目をつむっても歩ける程よ
あたしの旅
遠くにいても離れていても
浮かんでくるよ
あなただけが
5年後あなたを見つけたら
背筋を伸ばして声をかけるね
一度たりとも忘れたことはない
少し伸びたえりあしを
あなたの下手な笑顔を】
って言ってるんですよ?
怖すぎでしょ。
そりゃ下手な笑顔見せますわ。
逃げたと思ったら「5年後見つけられる」んですよ?
そりゃ笑顔も引きつるよ。
まぁなんか最終的にaikoの歌詞がメンホラー女みたいになっちゃったんですけど、総評します。
これを明るく歌えるのはすごい。もし天然だとしたら恐怖。