WEBデブリ

WEB上のデブリです。

中国ヤバイ

中国やばい
 
なにがやばいってまず土地
日本の何倍もある。
 
何倍あるかはわかんないけど
 
やばいくらい広い。
 
 
広いからいろんなことが起こる。
 
 
中国といえばパクリ文化が有名だけど
 
 
近年になってやばいくらい知名度を上げて来ているものがある。
 
それは
 
爆発文化
 
やばい
 
爆発文化ほんとやばい。
 
 
もう中国っていう国自体を自爆テロ国家って呼んでもいいくらいやばい。
 
 
もうニュースのタイトル見た時点で吹き出すくらいいろんなものが爆発してる。
 
例えば
 
 
スイカが爆発、畑が地雷源にーーー中国
 
やばい
 
まぁスイカならなんとなくわかるじゃん
 
 
形的にボンバーマンがケツから出すものに似てるし
 
 
これはまだ序の口で
 
 
洗車しようとした男性の持っていたワックス2本の内1本が爆発、苦情をつけに言った店先でまた爆発
 
 
やばい
 
これはやばいっしょ
 
 
まさかの時間差
 
 
店主もびっくり
 
 
やばい
 
 
まぁもっとやばいのもある
 
 
電車の窓ガラスが走行中爆発
 
 
やばい
 
全体的に意味わかんない。
スイカとかワックスならまだなんとなく爆発しそうな気がするけど
 
 
窓ガラス
 
 
これはやばい
 
しかも運転手の言い訳もやばい。
 
 
 
 
 
「暑さに耐え兼ねて窓ガラスが自爆した」
 
 
 
 
まずもう言い訳にすらなってないとこがやばい。
 
 
 
 
ほんと中国やばい。
 
 
他にもやばいとこがある。
 
人口
 
 
相変わらず人口やばい。
 
 
 
その数10億
 
 
 
やばい
 
 
世界の人口の7人に一人が中国人っていう計算になる。
 
 
やばい
 
 
 
しかも中国って核兵器よりやばい兵器をもっている
 
 
これほんとやばい
 
 
どんな兵器かというと
 
 
 
 
 
どういうことかと言うと
 
 
 
日本海に向かって中国民全員が一直線に並んで一斉に椅子に座る。
 
 
すると津波が起こる。
 
 
その津波は日本を海の底に沈め
 
 
 
アメリカを一撃で粉砕する威力を持っている。
 
 
 
らしい
 
 
アメリカのスーパーコンピューターが弾き出したらしい。スパコンやばい。
 
 
中国やばいね
 
 
さすがにやばいっしょ
 
 
中国コワイ
 
 
でも、そんなやばい地震起こして中国の人大丈夫なの?って思うじゃん。
 
 
専門家「揺れが凄すぎて結果死にますね」
 
 
 
だってwww
 
やばい
 
 
 
 
メガンテやばい
 
 
中国の正体は爆弾岩で
 
 
今はまだようすをみている状態だってことだね。
 
 
 
とりあえず
 
 
中国やばいわ

【口説き文句】酒の肴

「酒の肴ってあるよね。 そう、おつまみのことだ。 おつまみにはいろいろある。僕はあまり食べないからわからないけれどたくさんある。焼酎には焼き鳥 、日本酒にはお刺身 、ビールには枝豆 、ウイスキーにはチョコレート 、ワインにはチーズ。人それぞれ好みはあるけれど、それぞれのお酒にマッチすると言われているおつまみがある。そして、マッチしないおつまみもある。当然のことだ。焼酎にチョコレートは合わないし、赤ワインには生魚は合わない。コインが表裏一体なのと同じだ。味の合う合わないも表裏一体だ。 じゃあ、どんなお酒にも合うおつまみ、酒の肴というものはないのだろうか?そうだね。確かにないように思える。 でも、僕はあると思う。いや違う、どんな酒にも合う肴を僕は知っている。 「会話」だ。 それも、君みたいにとびきりの美人とするね。 内容はなんでもいいんだ。いや、僕としては君と僕のこれからについて話すのが望ましいのだけれど、多分それはもうちょっとお互いのことを知ってからの方がいいんだろう。だから、君の事を僕に少し教えてくれないかな?」 
 
っていう口説くための話の流れを考えたんですけどどうですかね?

【下】息子の鍛錬

自分の息子(股間の)を大きくする方法ないかなぁって思って調べてみたんですよ。

なんてったって初対面の女の子の前で寝ぼけてパンツ脱ぎだして僕の愚息を見たその子が「竿、ない」とコメントするくらいの「粗」なるものなんで、少しでも抗いたいなぁと思って調べてみたんですよ。
 
そしたらね、ありました。
やり方解説してるサイト、ありました。パーフェクトチントレメニューとかを紹介しているサイト、ありました。
URLいちおう貼るけど、内容がそのまんま過ぎるんで嫌な人は見ないでください。内容どころかトップ画がもういきなり意味不明なちんこの絵なんでね、もうページ開くのすら覚悟してください。つーかなんだよあれ、新手のブラクラかと思ったわ。まぁとにかくそんなんなんでマジで閲覧注意です。開いたら不快な気分になったとか言って俺に苦情寄越さないでくださいね。このブログを通報したりするのももちろんダメ。ここまで注意して開いたらもうあんたそりゃ自己責任ですよ。苦情寄越されたらキレますからね。「じゃあ書くなよ」も無しですよ?俺、書きたいこと書いてるだけなんでね。こっちからすりゃ「嫌なら見るな」って言いたいわけですからね。ほんとに閲覧注意でお願いしますよ。
 
 【!閲覧注意!】【!閲覧注意!】【!閲覧注意!】【!閲覧注意!】
【!閲覧注意!】ttp://xn--w8jek0a0b2txb9256cvwxa93o.net/【!閲覧注意!】
 【!閲覧注意!】【!閲覧注意!】【!閲覧注意!】【!閲覧注意!】
 
いやぁ、インターネットの情報の海って深いですね。溺れちゃうわ。
なんなんだよあれ、頭おかしくねーか?
見てない人のために解説すると、トップ画の意味不明なちんこの絵がサイトのナビゲーターの「ペニ太」で、サイトの管理人のちんこが語ってる感じで文章書いてるんですね。それで内容が愚息を成長させるための方法について語ってる。
もうこの時点でカオスを極めてるのに、管理人のハンドルネーム 「ヴァギナズン山本」 ですからね。笑う。ふざけてんのかよ。なに食って育ったら「ヴァギナズン」とかいう単語が浮かぶんだ。あと堀井雄二さんに謝れ。っていうのは冗談だけど。
 
でも内容と、チントレに関する情熱はものすごいあって、めちゃくちゃいろんな情報が載っている。サプリとかもしっかり自分で買って試してる。この人はどうやってモチマスターベーションを保っているんだ。さらにコメントしている人たちのモチマスターベーションもやばい。俺も頑張ろうかなって気持ちになってくる。マスターベーションの方を。
 
あとですよ。「ちんこ」の次くらい結構な頻度で出てくる単語として「師匠」っていうものがあるんですね。 
「師匠に励まされた」とか「師匠はこう言っていた」とかそんな感じで「師匠」っていう単語が出て来る。(ちなみに、「ちんこ」という単語は1000回くらい出てきます。)
いやぁ、こういう業界(って言って良いんだかはわからん)にも師弟関係ってあるんですね。
もうカオス過ぎて笑えてきます。師匠て(笑)
ていうかどうやって出会ったんだ。めちゃくちゃ気になる。
 
いやぁ、俺もね、ヴァギナズン山本さんを師匠として崇めて、日々のチントレ頑張っていこうと思います。あ、ヴァギナズンさんは師匠にこうして出会ったのか。
 
 
まぁね、ヴァギナズンさんに突っ込んできたけどそもそもこんなことを調べるやつもおかしいし、それを日記に書いてるやつの方が狂ってるのでとりあえずイオナズンで死んできます。
 
 
「極大爆裂呪文(イオナズン)!!」
 
 
 
 
 
 
あ、MP足りないってさ。
 

常連コミュニティ

常連コミュニティというものはあらゆるところに存在している。
 
常連というものは自然発生します。居酒屋、競馬場、スナック、パチンコ屋の開店待ちの列、病院の待合室。あらゆる施設にそれは自然発生することだと思います。そして、その施設に多少なりともコミュニケーションの取れる空間があれば常連は常連同士で仲良くなったりします。常連同士のコミュニティを形成するわけですね。結構不思議なもんですよね。元々は顔も知らないような、人生的に接点が1つもないような連中が仲良くなるって現象。
最近サウナ入るのにハマってて、ある銭湯に通ってるんですけど、そこにも常連がいて、当然のごとく常連同士のコミュニティが発生している。痩せこけたじいさん、殴られたら死ぬなって感じの筋肉してるにいさん、超巨根のおっさん、この銭湯に住んでるんじゃねぇかレベルで見かけるじいさんなどなど多種多様な人たちが、蒸し暑い空間の中で備え付けられたテレビを見ながら他愛もないことをしゃべってる。それを傍目で見ながら常連コミュニティの妙みたいなのを感じるわけです。
 
こないだ、その銭湯でよくわかんないおっさんがいきなりぶっ倒れました。普通に倒れたんじゃない、「ぶっ倒れる」という表現以外当てはまらないような倒れ方をしたわけです。どっか後遺症が残るんじゃねぇかってレベルの倒れ方でした。
まぁなんかずっとサウナの中に入ってるし、呂律の回らない口でぶつぶつ独り言しゃべってるしでやべぇんじゃねーかこいつとか思ってたんですけど、そのおっさん、サウナから出て、おぼつかない足取りでシャワーとかがある体洗うとこに向かってる途中にぶっ倒れました。まぁ当然みんな心配して駆け寄りますよね。倒れたおっさんは「らいじょーぶらいじょーぶ」とか言いながら生まれたての子牛のようにフラフラと立ち上がろうと頑張ってました。絶対大丈夫じゃねーだろ。
やっぱりそんな時、いち早く駆けつけるのが常連さんたちなわけで、痩せじいさんが「おい、大丈夫か!」とか言って、筋肉にいさんが倒れたおっさんを支える。巨根さんは水なんかを準備し始めて、住人のじいさんは係の人を呼びに行く。そんなさまを僕は傍観している。
かなりの連携が取れていて常連コミュニティの繋がりみたいなものをしみじみと感じました。まぁ、登場人物の全員が全裸なわけですから中々カオスでシュールな映像になっていて笑いこらえるのに必死でしたけど。
 
一回の利用につきいくらっていう料金体制を取っている施設というのには大体において回数券というものがあります。まとめ買いチケットですよね。そしてそれは大体ちょっとお得になっている。10回分料金で12回入れます!みたいなちょっとお得が盛り込まれている。僕はこれを購入していて、ほんとは30回分がほしかったんですけど金欠だったんで10回分を購入しました。
それを6回ほど使った後、体に異変が起きたんですよね。皮膚の弱いところが蕁麻疹みたいになってものすごい痒い。具体的に言うと、首筋、肘の内側、膝の裏側、ケツの割れ目の始まりの辺りがものっすごいかゆい。もうね、毎日毎日かゆいわけですよ。発狂しそうにかゆい。なんかノリでパイパンにしたことがあるんですけど、その時の剃毛3日目くらいのかゆさ思い出したもんな。
かゆみ達が僕の体の常連と化しているわけで、コミュニティを形成している。「あ、こんなところでもそれが発生している、不思議だなー」って話じゃなくて「僕の体ではた迷惑なもん作ってんじゃねぇ、いますぐ解散しろ」って感じなんですけど、まぁかゆみの原因を突き止めてその根本から対策していかないとこの事態を改善することはできないわけじゃないですか。
なのでGoogle先生に聞いたみたところ、温熱じんましんとかいって肌の温度が上がるとできるじんましんがあるらしいです。こんな太ったなりして肌が弱いとかお笑いもんですけど。
まぁ元々心辺りはあったんですよ。去年あたりにもスーパー銭湯に通ってる時期があってその時も同じ症状出てたんでもう完全にこれだな、と確信を得ました。
で、僕にできる対策としては 「行かない」 これしかないわけです。銭湯ってあったかい風呂だとかを提供する施設なんで「温熱じんましんだから全部水風呂にしろ!」なんて言えないです。どんなクレーマーだよそいつ。そんなこと言い出すやつがいたら完全に狂ってるわ。銭湯の根本から否定してるじゃねーか。しかもこんなデブがそんなクレーム付けても「痩せたらどうですか」みたいに嘲笑されて終わる。
とまぁ、とにかく銭湯には行かなくなりかゆみはなくなったんですけど回数券が残ってるんです。また行くとかゆみがハローって言いながらカムバックしてくるのでしばらくは使用できないそれらが僕の財布の中に居座って、常連と化しているんです。4回分の回数券が僕の財布の中の常連と化して、コミュニティを形成して居座っているんです。あ、こんなところにも常連コミュニティが発生してる。あの銭湯の常連、「痩せ」、「筋肉」、「巨根」、「住人」たちと同じように財布の中で回数券が連なっている。
 
やっぱり、常連コミュニテイというものはあらゆるものに存在するのだ。
お後がよろしいようで。
じゃねーよ、邪魔だよ。この回数券どうすりゃいいんだよ。30回分買わなくてよかったわ。

【短編】帰り道を間違える。

帰り道を間違える。
 
 
今日で会えなくなるのかー。なんて考えると私の気持ちは底なしに沈んでしまう。
私は現在絶賛片思い中だ。ゼミのワタナベ先生に。28歳。大学の先生にしては若い。あまりかっこよくはないけれど、先生の発する言葉の隅々に知性が散りばめられているところとか、押し付けじゃなくさりげない感じに優しいところが好きだ。まぁ他にも好きになった理由っていうのはあるんだけど、そんなものを一々挙げていたらきりがない。
 
そんな先生は来週、留学してしまう。ノルウェーに行くんだそうだ。北欧。遠い。なにをしに行くのかはいまいちわからないけれど、とにかく遠い。しかも期間は5年。距離的にも遠い上に、時間的にも遠いところに先生は行ってしまう。
 
今日はそんな先生の送別会だ。ゼミ以外で先生に会えるのはうれしいけど、送別しなくてはならないことを考えると気分は沈む。今の私の気持ちは歓喜と悲哀が1:1でせめぎ合っていて、なにかがあれば感情が溢れ出してしまいそうだ。具体的に言えば、先生と話しているうちに号泣してしまうかもしれないということで、そしてそれは送別会が終わるまでなんとしても防がなければいけないことだ。泣くのは明日でも明後日でもいつでもできる。先生とのしばしに別れに涙なんていらない。笑顔で送ってやりたいのだ。
 
そんなこんなで会場に到着し、先生の送別会は始まる。先生があっちへ行ってもなんとかかんとかって話をして、乾杯の音頭を取る。カンパーイってやってから一口。うん。やっぱりビールは美味しい。口の中に炭酸の爽やかさが広がって、あとから苦味が来る。それも爽やか。大人の味。これが良いのだ。そしてしばらくすると訪れてくる酔い。最高だ。なんて言うと友達のマサコとかアガサとかに「おっさんじゃん」なんて言われるけれど、美味しいもんは美味しいし、好きなものは好きなんだからしょうがない。
 
「ねえ、ヨリコ」
「ん?なにアガサ?」
「あんたさ、今日どうすんの?ワタナベさんに告んの?」
 
アガサ、というかゼミの半分くらいの人間は私のワタナベ先生に対する秘めたる思いを知っている。全く覚えていないけど、ちょうど先生が留学することを知った次の日にあった飲み会で私は泥酔し、先生への思いをぶちまけていたそうだ。ほんと恥ずかしい。
 
「え、しないよ。今告ったって、しばらくダメじゃん。会えないじゃん」
「遠距離って手もあるでしょ」
「さすがに遠すぎるでしょ。北欧だよ?ヴァイキングだよヴァイキング?ウオーとかいって雄叫び上げるんだよ?」
「まぁよくわかんないけどさ、取り敢えずあんた後悔しないようにしなよ?あとそのあんたの北欧に対するイメージ拭っといた方がいいよ。ヴァイキングなんて今の時代にはいないし、そもそもそこまで野蛮じゃなかったんじゃないの?って話も出てるくらいなんだから」
「うん。でもさ、どちらにしろ後悔するよ」
「え、でも後悔の質ってあんじゃん」
「なにそれ?質?アガサが作った基準なの?」
「うん。一生後悔し続けるっていうかさ、人生のところどころでポッと思い出して「あん時なんであーしなかったんだー!うわー!」って苛まされる悪玉の後悔と、もし思い出したとしても「うん。あれがあったから今の私があるんだ。今日も元気に生きていこう!」なんて思える善玉の後悔があると私は思ってる。そんで、後悔するならするでなるべく善玉後悔になるような選択をしたいなっても。なんていうか後ぐされの無いようにしたいなってさ。まぁ、善玉悪玉の区別の基準ってのはその時その時の私の気分によるものなんだろうから時間がたったりすると別な気分になってあんまり意味はないんだろうけど」
「ふーん。ありがとアガサ。つーかあんたなんでそんなにヴァイキングについてくわしいのさ?」
「ん?彼氏の家にあったヴィンサガ読んで興味湧いちゃってさ、調べた」
 
それからアガサはヴィンランド・サガとかいう漫画の面白さについて語っていた。特に、主人公のお父さんのかっこよさとアシェラッドとかいうおじさんのかっこよさについて語っていたと思う。アガサは年上好きに目覚めてしまったのかもしれない。話していることはあんまり頭に入ってこなかった。アガサの言葉が私の頭から離れなくて、脳みそのメモリの大半がそっちに持っていかれてしまっているのだ。
 
「後悔しないように」
 
私だって後悔はしたくない。
  
「善玉後悔になるように」
 
私だってさっぱりした気分でお別れしたい。
 
そんなことを考えているうちに、幹事のサトウが「それじゃあ、宴もたけなわということで~」とか言い出して、送別会はお開きになる。行きたい人は二次会に行くんだそうだ。私は先生が行くなら参加しようかなって思って先生の姿を探す。いた。あれ?でも帰ろうとしてない?
 
「先生帰るんですか?」無意識のうちに私は声をかけていた。
「うん。帰るよ」
「そうなんですか?あ、家こっちなんですね。私の家の方向と同じなんで途中まで一緒に行ってもいいですか?」
「いいよ。でも、二次会参加しなくてもいいの?ナルセお前酒好きなんだろ?」
「なんですかそれ。確かにお酒は好きですけど、今日は二次会まで行く気分じゃないです」
「そういう日もあるよな」
「はい」
 
私は何をやっているんだろう。嘘をついた。私の家は真逆の方向にある。いや、ほんとなんつーか恋のパワーって時々制御不能になるんだね。つーかほんとにどうしよう。まぁ、でもいっか。先生とふたりきりになれるのだ。少しでも一緒にいたいのだ。
 
「じゃあ僕はナルセのこと送って帰るから」と先生はみんなに言う。
 
「え?ヨリコん家ってあっちだべ?」と、空気の読めないバカコマツが私の間違いを正そうとするが、マサコが助け船を出してくれる。「コマツあんた携帯忘れてるよ!酔うのもいいけどほどほどにしないと!」「おーわりーわりー」というやり取りを背に、先生と私は家路につく。
 
小さい頃の話とか、最近どうなんだっていう他愛のない話を話をしながら私と先生は歩く。段々駅が近づいてくる。それは、さよならの時が近づいてきていることにも他ならない。そしてその時が近づいてくるのに比例して、私の中の先生への思いはどんどん膨れ上がって来て、どうにもこうにも行かなくなる。
 
「先生」
気づくと私は先生に話しかけていた。
「おう」
恋人の有無を確認するのだ。
「先生って彼女いるんですか?」
いれば諦めよう。
「いないよ。いたら多分留学しないしね」
いる、と言って欲しかった。そうしたら楽に諦められるのに。
「そうなんだ」
私の思いはもう止まらない。
 
「まぁね」
「先生」
「うん?」
「あたしさ、先生のこと好きなんです。どうしようもならないくらい。」
「うん」
「だから、付き合ってください。遠距離だろうがなんだろうが先生帰ってくるまで待ってるから」
「ごめん。付き合えない。やっぱり今はそういうこと考えられない」
 
振られた。結果なんてほとんどわかっていたようなもんだけど実際にそれが現実に起こるとつらい。泣きそう。もうこらえらんない。帰ろう。家に帰って思い切り泣こう。
 
「私の家、ほんとはこっちじゃないんです。あっちでも頑張ってください」とだけ言って私は先生とは反対方向に歩き出す。
雨蛙だろうか?ゲコゲコと鳴く声がやけに大きく聞こえた。
 
 
☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡
 
 
あの日から5年が経つ。私は2年前に大学を卒業した。その間、先生だけを一途に思っていたわけではない。何人かの男と付き合いもしたし、まぁ先生にはあんまり言いたくないようなことも少なからずした。今でも先生のことを好きかといわれるといまいちわからない。振られた直後はあんなに泣いたのが嘘のようだ。人間ってすごい。なにか嫌なこと、辛いことがあっても時間のかかり方に多少の差はあれど必ず立ち直る。立ち直れる。
 
今、私は同窓会の会場へと向かっている。ワタナベ先生が留学を終え、帰ってきたからやるんだそうだ。みんな元気だろうか。アガサとか(コマツ)マサコとか、サトウやコマツ(マサコの旦那である)とは連絡とったり遊んだりしてるけど、その他の人とはあまり連絡を取っていない。コマツは相変わらずバカだ。
 
会場に到着する。おぉ、結構高そうなお店じゃん。5年前の送別会の時はやっすい居酒屋だったのに。やっぱりあの頃とは環境が違うんだね。
 
同窓会が始まり、盛り上がったままで終わる。私は先生とは一言も話せなかった。話さなかったわけではなくて、なんとなく話しかけにくかったのだ。みんなは二次会に行くようだけど、私はあまり気分が乗らないので帰ることにする。
 
 
「ナルセ帰るのか?」
 
 
うん?と思い振り返るとそこにはワタナベ先生がいた。
 
「はい。帰ります」
「僕も今帰るところだ。ナルセの家はこっちなの?」
「そうですよー」
「ん。じゃあ僕の家もこっちだから」
 
他愛もない話をしながら2人並んで歩く。5年前のあの日を再現しているみたいでなんだかちょっと感傷に浸ってしまい、無言になる。
 
そのとき、先生が口を開いた。
 
「ナルセはもう道を間違えないのか?」
2人して立ち止まる。
「間違えたのはあの夜だけです」
少しの沈黙の後、先生が私を向いて私の肩を掴んで私の目を見て
「今日、帰り道を間違えたのは、僕だ」
え?どういうこと?
「もしまだあの頃の気持が少しでもあったら、僕と付き合ってくれないだろうか」
涙が溢れた。あ、そうか。やっぱり私先生のことが好きだ、大好きだ。多分、これ以上傷つかないようにその感情に頑丈な蓋をして、見ないふりして、気付かないふりしていただけだ。先生は今その蓋を外した。いともたやすく。その中に無理やりしまい込んでいた感情たちはもう溢れ出して止まらない。
「はい!」
「そこの居酒屋にでも入りませんか?話したいこと、たくさんあるんです」
「そうだな。僕も、話したいこと、たくさんあるんだ」
 
5年前は別の方向を向いていた2人の帰り道は今日、同じ方向を向いた。それは私と先生の気持ちにも言えることで、これから先もなるべく長い時間同じ方向を向いていければいいと思う。とりあえず今は一緒の方向を向いて居酒屋に入ろう。のれんをくぐると「いらっしゃいませー」という店員さんの声がする。それは5年前のあの日と同じようにゲコゲコと鳴いている蛙の声とともに夜の闇に吸い込まれていった。

待ち合わせのしかた

昔、ポニーテールが綺麗な人が現場にいて、後姿があまりにいい感じだったので後ろを30mほど着いて行ったんですよ。綺麗な人なんだろうなと思って。

そしたら、後ろから「しげちゃん!」って大きな声がしました。

振り向いたら「しげちゃん」超おっさんでした。

皆さん、どうやら僕は飢えているようです。

 

こんばんは。ウロシンケです。

 

みんなはさ、デートの待ち合わせ時間にはどんな感じで行く?ちょっと早めに行く?それともちょっと遅れていく?

 

ちょっと早めに行く人は

 

「あたしは時間に余裕をもって行動するタイプで、彼は時間ぴったりに行動するタイプ。そんなんだから待ち合わせにはいつもあたしが早く着く。彼はあたしを見つけると、うれしそうな顔をして手を振って近寄って来る。人目もはばからずに。ちょっと恥ずかしいけれどそんな感じが好きだし、彼を待っているときのわくわく感が大好きで、あたしは必ず時間よりも早くのだ」

 

って感じなの?は?バカじゃん。殴りてーよ。

 

 

 

ちょっと遅れていく人は

 

「女の子って、外出する準備にやたらと時間がかかる。デートの日なんてなおさらだ。彼にかわいく見られたいからいつもより少し背伸びした服を着る。高いヒールを履いて、お気に入りの香水を少し香らせて、メイクもばっちり決めていく。そんなもんだから、あたしは大体待ち合わせに遅れてしまう。少し遅れて待ち合わせ場所までいくと、キョロキョロとあたしのことを見つけようとしてくれている彼がいる。そんな彼を見るのが好きだ。大事にしてくれているような気がして。あたしはうれしくなって彼に「だーれだ」なんて言って後ろから目隠しをするのだ。そんな時、とても幸せな気分になるのだ。」

 

って感じなの?はぁ?沸いてんじゃん。蹴り倒してーよ。

 

 

え?俺?俺の場合は

 

 

「遊びに行こうよ!」

「は?無理。気持ち悪いんだけど」

 

 

って感じだよ?な?悲しいじゃん。死にてーよ。

mixi時代

2010年~2012年までmixiにハマっていた。
コミュニティとかそういうんじゃなく、日記を書くことにハマっていた。まぁブログみたいなもんだな。
3年で1200件くらい更新したはずだ。狂ってる。
Facebookに移行したりのなにやらかにやらでmixiのログインID(ガラケー時代のキャリアのメールアドレス。@docomoとかそういうのの初期設定だった。)だけがわからなくなってログイン不可状態が続いていて、それらの日記をずっとを放置していた。気にはなっていた。ずっと読み返したいとは思っていた。でも、熱量不足状態()に陥っていたのでめんどくさくて行動にまでは移さなかった。移していなかった。
先日、Evernoteのゴミ箱に当時書いた日記の残骸みたいなのを見つけてその気持ちが再燃した。しかも熱量も持ち直してる。
 
やろう。
 
スマホでアクセスしても無駄なことはわかっていたのでパソコンでアクセスする。
 
 
「どうだ?行けるか?」
 
表示されるトップページ。
 
「あれ、IDだけ入力されてんじゃん」
「確かパスはあれだったな」
 
パスを入力しログインをクリック。
 
「行けるか?」
 
しばしの読み込み時間。
 
「行けた。マジか」
 
 
正直かなり嬉しかった。Google先生さまさまです。ありがとう。そこからは読み漁った。面白い。普通に面白い。文章的には拙いけれどとにかく勢いがある。そこには熱量MAXだった頃の俺がいて、今ここにいる俺は過去の俺から熱量を受け取っていた。
 
これはもったいないな。
 
ネットサービスの終焉というのは利用者にとっては全く抗うことの出来ない圧倒的なものである。暴力って言ってもいいくらい。いくら金をかけようが、いくら時間を費やそうが、いくら実績を残そうがサービス提供者が「はい残念、もうやめまーす」と言ってしまったら跡形もなくなる。塵も残らず消滅する。
 
マジでどんだけ過疎ってんだってくらい限界集落と化しているmixiの現状を目の当たりにして、こう思った。
 
1個ずつ読んで面白いやつを救出しよう
 
思い立ってからは即行動。
正直、なんかの拷問かよっていうレベルでしんどかった。中盤辺りから「罪も犯してねーのになんでこんなことしなきゃなんねーんだよ」って自分で勝手に始めたことなのにブチ切れてたからね。なんなんだ俺は。情緒不安定かよ。
というのも、面白いっちゃ面白いんだけどそもそも1200件もあるわけで。しかも、その中には当時の恋心を赤裸々につづった劇的にイタいポエミーなものやら、どっかのおもしろ文章からそのまんまコピペしてきたものとかもあるわけで
 
黒歴史を閲覧してるようなもんなわけで
 
かなり精神的にキツイものもあったわけですよ。
 
でも、そのかいあってね。
 
 

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373件の日記、いや、俺の子供たちを救出することが出来た。劇的にイタいポエミーなやつらも救出した。これからの自分への戒めのために。
謎の達成感に包まれております。
 
どうでしょうか。みなさんも、過去にアップした文章、振り返ってみてはいかがでしょうか。
 
 
あと、文章の技術的には上がってるけど着眼点とか文章の根本的な構造はあまり変わらないもんなんだなって思った。